不正請求画面が現れて困っている方のための記事です。
この記事を最初に書いてから、サービスも手口もどんどん増えてきました。
超初心者・簡単な解決方法をお探しの方・金銭的余裕のある方は【駆除方法5】を
初心者は【駆除方法3、5】を
Windows8の方は【駆除方法3、4,5】を最初にご覧になることをお薦めします。
中・上級者は他の方法やコメント欄もご覧ください。
(以上2013年追記)友人から、
「アダルトサイトを見た後、会費請求画面が現れる。消えない。
mshta.exe というプログラムが悪さをしているらしいが、
スタートアップ項目からmshta.exeを解除しても、再起動すると現れる。」
という相談を電話で受けました。
【駆除方法1】だいたい INTERNET Watch
「画像で見るワンクリック詐欺サイトの新たな手口」にも書いてありますが、友人の場合はレジストリ設定が違いました。
○スタート→ファイル名を指定して実行→msconfig.exeと入れて
(
Windows7 の場合はスタート→すぐ上の「プログラムとファイルの検索」のところに「msconfig」と入力)
「スタートアップ」タグをクリックして、そこにあるmshtaのチェックをはずす(そこにmshtaがない場合は、スタートアップには登録されてない)
○スタート→ファイル名を指定して実行→regedit.exeと入れて
(
Windows7 の場合はスタート→すぐ上の「プログラムとファイルの検索」のところに「regedit」と入力)
マイコンピュータ\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
にあるデータ項目の中に
~backf/XXXXXXXXXX
.htaという文字列が最後にあるやつを削除しました。
この2つのことをしただけで再起動して、直しました。
XXXXXXXXXXの部分は、意味のない数字またはアルファベットの羅列です。
XXXXXXXXXX.htaの文字列は後ろのほうに隠れていました。
追記:まったく別のファイル名(またはURL)の場合もあるようですが、要は、最後に”
.hta”とついているデータを削除します。長いデータの場合、後ろのほうが隠れていますが、その上にカーソルを乗せると、全部のデータが読めるようになります。
削除の仕方はそのデータの左側の名前の部分をクリックしてから、編集→削除ですね。
追記2:データ部分が mshta http://… php? … タイプ(最後に .htaがつかない)も報告いただきました。
追記3:以下の場所にも潜んでいることがある、というご報告をいただきました。
マイコンピューター\HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
マイコンピューター\HKEY_USER\(各ユーザー)\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
追記4:同様に以下の場所を調べて削除したらうまくいった、というご報告をいただきました。
2014.3.14 UP! \HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\ Windows\CurrentVersion\Run
\HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\ Windows\CurrentVersion\Runonce
(\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\SharedTools\MSConfig\startupreg\RegWritezn)
(\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\SharedTools\MSConfig\startupreg\SystemBootzn)
※駆除方法1は、レジストリを編集することになるので、自己責任でやってくださいね。
また、自信がない場合は編集しないように。
【駆除方法2】2010.9.20
UP!上記の方法では解決できない不正請求画面のご報告をいただきました。
また、上記の方法で削除しても、また表示されるなどの現象が起きる場合にも試してみてください。
(ファイルの見極めも必要なので、駆除方法2は熟練者向け。熟練者以外は駆除方法3以降へ。)
Windows XPの場合
C\Windows\System32\Tasksの中を探してみてください。
あやしげなものがあれば、フォルダTasksの外に出してみてください。
(例えば、デスクトップなどに。)
不正請求画面がずっと出なくなればそのタスクが原因の可能性大です。
タスクの内容を確認するには、
怪しげなタスクを右クリック→プロパティ→タスクTabの中で
実行するファイル名がわかりますので、チェックすることができます。
チェックして、それが原因だとわかれば、削除してかまいません。
Windows7(Vista)の場合
スタート→コントロールパネル→システムのメンテナンス
→管理ツール→タスクスケジュールをダブルクリックすると
タスクの状態やアクティブなタスクの一覧が出てきますから、そこから怪しいものを探しましょう。
右の実行中のすべてのタスクの表示でわかることもあると思いますが、わからなければ、
一覧に場所が表示されていますから、そこからそのタスクファイルを探し出し
右クリック→開く→メモ帳などとすると中身がわかりますので、
実行するファイルを見つけることもできるでしょう。
また、このタスクスケジューラの削除の方法がトレンドマイクロ社のページに図解入りで載っているというご報告をいただきました。2012.11.13
UP!前半部分に載っています。たいへんわかりやすいので参考にしてください。
http://esupport.trendmicro.co.jp/pages/JP-2079467.aspx後半部分のシステムチューナーを使った解決手順というのは、[駆除方法1]の替わりだと思いますが、それもやってみたい方は駆除方法4に無料体験版について書いてありますので、それを参考にしてください。
【駆除方法2.1】感染日時が、わかっている場合には、
スタート→検索→ファイルとフォルダすべて→いつ変更されましたか?→日付指定→検索ボタン
として、"日時"と書いてあるところをクリックして時間順に並べます。
感染日時と同じ時間のファイルをチェックすると見つかる可能性があります。
Windows7の場合の探し方は、スタート→(右側の)コンピュータ→
→開いたウィンドウの右上の検索窓に「更新日時:」と入力します。
このとき、「:」は半角英数の「:」です。
そうするとカレンダーが表示されますから、日付を選んでください。(クリックで拡大)
【駆除方法3】初心者にオススメのシステムの復元(Windows 8 / Windows 7 / Windows Vista / Windows XP )
IPA(独立行政法人情報処理推進機構)の
【注意喚起】ワンクリック請求に関する相談急増!http://www.ipa.go.jp/security/topics/alert20080909.htmlにある
5.復旧方法の(a)
「システムの復元」http://www.ipa.go.jp/security/restore/による復旧は、たいていの場合有効で、OS別に詳しい手順書がありますから、初心者には特におすすめです。
また、5.(b)
「システムの初期化」は、
どんな場合にも有効です。システムを初期化する場合は、重要なデータのバックアップを行ってから実施してください。システムの初期化の手順などについては、パソコンの説明書を参照するか、メーカーへ問い合わせをお願いします。
【駆除方法4】ウィルスバスターを使った解決法(
Windows 8 / Windows 7 / Windows Vista / Windows XP )
トレンドマイクロのサイトにウィルスバスターでの駆除方法が載りました。
2011.8.8UP!持っていない方は、下記のところで
30日間無料体験版もダウンロードできます。

【駆除方法5】超初心者・金銭的に余裕のある方にオススメ!また、トレンドマイクロ社では、
不正請求クリーンナップサービス
をしているので、自信のない方はこのサービスを利用するのもいいのではないでしょうか。トレンドマイクロ社のサービスなので信頼がおけます。サポート電話で個別に解決してくれます。価格は7980円です。
この方法で駆除した方のコメントもお待ちしています。
注意!コメントによれば、二次被害の出る有料・無料のソフトを、駆除に有効だとしているサイトもあるようです。気をつけましょう。
【その他の駆除方法】新しい種類が次々と出ています。有志の方が新しい手口とその対処方法をコメント欄に書いてくださってますので、それらを参考にしてください。(一応、自己責任ということで。) ※なお、コメントを編集させていただく場合があります。
【駆除・対処方法がわからない場合、不安なことがある場合】 IPA(独立行政法人情報処理推進機構)の電話相談窓口
「コンピュータウイルス 110番」に相談してみましょう。(追記)↓
最近は、問い合わせが多いらしく、
【注意喚起】ワンクリック請求に関する相談急増!とそこにリンクされている安心相談窓口の
「よくある相談と回答(FAQ):ワンクリック請求」を読んで、まだ質問がある場合は相談してほしい、と記述が追加されていました。(2011年3月)
【最後に】mshta.exeはウィルスではありませんから、削除する必要はありません。
他で使う時があります。削除しても、再起動すると復活します。
mshta.exeが開くXXXXXXXXXX.htaファイルが請求画面を出しているのです。